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街中でスマホをいじりながら、友人とのメ−ルなり、ゲ−ムなり、音楽なりに夢中になる学生世代を見かけない日はない。通勤・通学電車でガラケ−を広げるのはやはり圧倒的に中高年世代が目に付く。斯くいう私もなぜかスマホに抵抗感があり、今も折りたたみケイタイ派であるから偉い事は言えない。

若い世代の目には、いつの時代も中高年は時代遅れの存在に映る。しかしそれは技術の蓄積と変遷・進歩、そこにある商品経済という過酷で限りない競争社会に身を置いたことが無い無邪気さゆえのたわ言と、遅まきながら思えるようになった。

いつの時代も、最先端の人気商品は脂の乗った30代〜40代のエンジニアの努力と発想がヒントになることが多い。スマホを世に送り出した世代は先般亡くなったアップルのスティーブン・ポール・ジョブズ世代のエンジニアであり、その彼らが若いときには、時の先端を走っていたソニ−のウォ−クマンとヘッドフォンを持ち歩いていた世代でもある。

そしてウォ−クマンを開発した世代も若い時期がレコ−ド盤全盛の、一歩前を知っている世代だった。

今の若い世代にとって、当然のようにスマホで音楽をダウンロ−ドして時を忘れることができるのも、実はレコ−ド盤からダビングしたカセットテ−プを何本も持ち歩いて、それでも音楽を楽しもうとしていた現役のおじさん世代が革命的アイデアと技術革新によって世の中を変えたことに気がつくことはない。

この技術的革命に、今スマホをいじっている若い世代は指一本かかわっていないことに。スマホを世に送り出し、世の中を変えたのはおじさん世代ということに。

「いつも時代も最先端をいくのは中高年世代なんだよ!!!!」と声をかけたくなる中高生の耳は、いつも白いイヤホンで塞がれていて、その声は届かない。
(8815)東急不動産・・・・・この銘柄にとっては東京オリンピック思惑は迷惑だろう。準大手不動産ながら不動産セクタ−を引っ張る。
(9681)東京ド−ム・・・・・日足が絶妙なタイミングでパラボ転換。おもしろくなってきた。
(8804)東京建物・・・・不動産銘柄物色の流れに乗る。

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