1日1回のクリックにご協力ください。日々更新の励みになります・・・

2/14白川日銀総裁が会見を行い「当面、(消費者物価の上昇率で)1%程度の物価安定(←さすがよく練られた形跡があり)が見通せるまで強力な金融緩和を推進していく」と強調した。日銀総裁がここまで明確に金融緩和を推し進める枕詞を用意したことに驚くとともに、この白川総裁は相当円相場に不快感を感じているように映った。

従来の会見とは明らかに異なり、どことなく攻撃的な方針転換を決意したようだ。「強力な」とは安住財務大臣の「納得するまで介入する」と並んで政策当局が傍観するに等しい(市場にまかせた)態度からその害に気づき、積極的に一方的通貨高の受け入れを拒否する姿勢に舵を切ったと見たい。

通貨高のメリットなどデメリットに比べるとその比ではなく、失われた20年の元凶そのものである。現に世界中で自国通貨安から国内経済と雇用を回復させることに血眼になりその効果を満喫するに至っている。経常収支の赤字転落と財政状況を無視した円買いは円が避難通貨云々とよく解説されるが根底は「円買いは儲かる」という前提が市場参加者に刷り込まれていることで担保されてきたのである。本格的な金融緩和に日本が舵を切ればその固定観念の何かが変わる希望の光が差すことになる。2007年6月の1ドル124円14円から約5年間にわたり1本調子で続いた円の独歩高に変化の訪れを期待したい。

外人買いのバロメ−タ−となる大手不動産株が賑わい始めている。大手不動産株は有力外資証券がレ−ティングを上げ始めており毎度の外人買い相場のシナリオ通りに進むだろう。出遅れ東京市場の10000円回復までの視界が晴れてきた。

(3659)ネクソン・・・・・・2/14公表の決算内容は想定より上々のものだった。これまで韓国内のゲ−ム規制の影響を会社側がどのように来期予想に織り込んでくるか読めなかったことで他のSNS・オンラインゲ−ム関連株より大きく出遅れてきた。それが業績的に全く問題なく成長路線に乗っていくことを確認できたことで間違いなく買い安心感がでてくる。来期最終益30%増を見込むなど野心的予想を素直に好感する展開に。短期でも中長期でもいける。
(9678)カナモト・・・・復興関連・豪雪関連と切り口多彩。

↑一押しお願いします。