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    降り積もる 深雪に耐えて 色変えぬ   松ぞ雄々しき 人もかくあれ 
                                     (昭和21年御製)


昭和21年、大東亜戦争終戦の詔勅からわずか4ヶ月の正月に詠われた御製が、東日本大震災とその後の原発事故災害など多くの苦難に立ち向かう国民の姿になぞらい各方面で紹介されるようになっている。
日本を取り巻く近年の経済情勢をして、第2の敗戦と表現する評論家もあることから、日本経済再生復興とも重ね合せ語られることも多く、ここにきてその御製の重さに感慨を深める機会に事欠かない時勢からであろうか目に付くようになってきた。

平成24年元旦にあたり、今上天皇様がよせられたお言葉のはしばしにつたわる、終戦の詔勅と昭和21年御製に通ずる大御心に心も奮い立つ年頭となった方が多いことだろう。2011年を表す漢字に「絆」が選ばれたそうだが、少々甘ったるい後味がすぎはしないか。戦後、今ほど国家としての団結力が試されている時はない。

本年は何より日本経済の再生が最優先課題となる。まず消費税増税を断行すること。社会保障もいいが、経済活性化のための攻めの税制改革だということをもっと耳からタコがでるほど主張すること。無策の策からの脱却の再生元年とならねばならない。

株高のない景気回復などありえないし、この時期に株高に水を差すような証券税制の改悪などもってのほかだ。株式市場の低迷を放置する政治家と当局の政策は「失われた20年」から何一つ学習していない有害無益の空論と断じていい。

一部の有力筋が「市場振興」を旗印に仕手材料株の一本釣りを囃している。有力仕手筋に「市場振興」という御旗を取られそれを遠くから傍観するしかない情けなさを感じない当局の不感症をまず正さなければならない。こうした状況もまた国難ここに極まれりである。

(7733)オリンパス・・・・・・・思惑が増幅する1月相場。
(6665)エルピ−ダメモリ・・・・・半導体市況の変化を先取る。
(3169)ミサワ・・・・・・小型軽量、風が吹けば糸の切れた凧に。
(5986)モリテック・・・・・・第2の・・・か。


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