ここ数日、海外市場が落ち着いてきた。予断は許さないが景気の先行き悪化に対して、金融当局が手を打ってくる期待感に支えられている上昇といっていい。海外市場は金融当局に対する信頼感は絶大で、市場参加者はその動静とコメントの一字一句にこめられた意味を読み取り、株価は素直に反応する。

それに対して日本のマ−ケットは、国内指標がどうであろうが、前日のNY市場の上げ下げが市場の流れを決定する。鉱工業指数にしても、機械受注にしても底打ち・反転の傾向が見えても株価は材料をほとんど消化しない。金融当局者の景気認識や、金融緩和期待を感じさせるコメントがでてもほとんど無視される。まるでNYの2部市場といったところか。

ここから個別株で水準訂正がおこり得る株は、業績の底堅さが確認され、証券系レポ−トが取り上げはじめた銘柄が有力候補になるだろう。そうした条件を備えた銘柄に資金を振り向けるほうが効率が良いだろう。一本釣り相場がきそうだ。(dfb)

(4205)日本ゼオン・・・・・8/18ゴ−ルドマン・サックスが中立→買い目標株価940円→980円と格上げしてきた。現在値735円。震災の影響もほとんどなく業績安心感がある。ここからはゴールドマンのシナリオに乗ってみる価値がある。
(5110)住友ゴム・・・・・8/26レポ−トで買い目標株価1350円とうってきた。現在値952円。国内自動車メ−カ−のみならず、世界の自動車メ−カ−にタイヤは履かせるわけで株価の先行き期待がある。
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