今日の東京市場はNY市場が170ドル安と大幅安で引けてきたことを受け朝方からマイナス圏で推移したものの、日経平均の値幅的には前日比付近の小幅なレンジの行き交いとなった。引けでは小幅高で引けてくるなど、連日の下げ相場に売り疲れ感がでてきている動きだった。個別銘柄の中には値を飛ばしてくるものが散見され、ここにきてようやく目先の底打ち感がでてきたようだ。

この1ヶ月は欧州危機と米国債格下げによる世界的信用不安により、震災より立ち直りかけていた相場心理が一気に悪化し大幅下落を余儀なくされた銘柄が続出してきた。円相場も史上最高値更新となるなど買える銘柄が見当たらない状況がつづいてきた。

そんな中で、下落幅の大きかったものから大きくリバンドしているものが今日見られたことは、中間期末を控えたタイミングの中でひときわ目に着いていた。来週以降もこれまで大きく叩かれたもの、為替の反転時に復元力がありそうなものが短期資金を巻き込んで乱高下する展開を予想する。

(6506)安川電機・・・・・・ファナックの復元力に連れ高期待がある。中国の省力化投資に安川が沸き立つ思惑が大。
(6665)エルピ−ダ・・・・・本日S高。強力に売り崩された銘柄。世界一の製品を抱える企業だ。公募関係の材料が出ている。為替感応度が材料視されてくれば一発期待大だ。
(9501)東京電力・・・・・週末買い戻され400円回復してきたことに注目。ただ民主党首選の候補者発言に揺さぶられることがあり得る。
(8031)三井物産・・・・・再エネ関連。商社の見直し。リバ僅少。
人気ブログランキングへ
↑少し夜は涼しくなったようです。