7/22のザラバ高値643円から本日ザラバ安値381円までじつに40%の調整をした東京電力。その間これだけ大きな値幅の調整を強いられる新たな悪材料がでてきたとは思えない。後講釈になるが、26日に原子力損害賠償支援機構法の修正案が衆議院特別委員会で可決されたことをきっかけに、その中身の文言一部に、東電が資金援助を機構に申し込む場合、「株主その他の利害関係者に対し、必要な協力を求めなければならない」という条項が加わったことが不安心理をかきたてたようだ。「必要な協力」とは何ぞやというところで、売り方が一気に巻き返したというのがほぼ正解に近いと思う。

「必要な協力」が減資なのか、無配継続なのか市場の想像力にまかせますということか。これだけ派手に短期間に居所を変え、かつ流動性に富んだ株式は無かった。そういう意味で株価が1000円まで戻さなくても、それ以上の投資成果を上げている投資家も多いことだろう。保有期間とリスクが正比例する投資対象であることを肝に銘じてあたらねばならない。

株価的にはまた振り出しにもどってしまった。しかしその分さらに魅力が増してきたとみる。4日間で40%下落するにはそれなりの理由があっていい。この間の下落は、平家が鳥の飛び立つ音を源氏の襲来と勘違いし怯えて逃げたようなものだ。

相場の下げ足は上げの数倍早い。上昇の速度が鈍れば即売り場と化す。上だけ見ていては儲けることはできない。(dfb)

(9501)東京電力・・・・・・500円回復にはそう時間はかからないだろう。
(4205)日本ゼオン・・・・この強さはまだまだ続く。
(6665)エルピ−ダ・・・・・もう一仕事の準備要。
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