今日の東京市場はNYの大幅高をうけて朝方から堅調に推移した。日経平均こそ心理的節目の10000円乗せで大引けとはならなかったが、主力株にはまんべんなく買いが入り明るいム−ドで取引を終えた。中でも東京電力の19.82%高を筆頭に地方電力株や、大手不動産、総合商社など相場に力強さが戻ってきた感がしたのは久しぶりだった。

今日の上昇相場を牽引したのが東京電力だった。前場は小幅高で、何も全体相場がいい動きのときにリスクをとることもないとするム−ドが漂っていた。その値動きの重さに、いつもならダレてもいいところだった。その矢先後場から一気の急騰。今日は空売りも買い戻すための押しらしい押しもなく突き抜けた形となった。明日以降の相場に要注目である。

ここにきて菅のしぶとさにメディアも根負けしたようだ。いつまでも菅おろしでは飯を食ってはいけまい。となると東電バッシングにハンドルを切りたいところだろうが、何分循環系が稼動すると油切れとなってしまったようだ。松本復興大臣が新キャラで登場したところで方々を焚き付けているが大火になるだろうか。

ここからは東京電力が短いモミモミを終え、復興相場の先陣を切る。貸借倍率をみながら壮大な踏み上げの道を進むことになるのか。再び安値に沈むのか。今日ほどのボラがあれば上でも下でも食える。空売りには十分注意したい展開だ。(dfb)

(9501)東京電力・・・・・・今日のザラバの動きをもってすれば、1ヶ月分の仕事ができる。近々中に、もし免責条項に関する、政府見解など出ようものなら5兆円規模の財政出動以上のショック高になるだろう。これまで悪い噂で下げてきた分、反対も有り得るのが兜町だ。
(4208)宇部興産・・・・・・クセの悪さは一級品。万年低位株の代表選手だが、業績の裏づけがついている。
(8001)伊藤忠商事・・・・・総合商社でこの価格は安いの一言。なぜこの株価なのか不思議な株。
(6506)安川電機・・・・・・今日はひとり蚊帳の外。その翌日に値を飛ばすことが。

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