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同じ日本語でありながら、ことばの持つ意味が時代とともに変容することを意識するのが高校生となり本格的に古文に触れるあたりであろうか。

古文のテストで「現代語訳せよ」との問いに対し、まるで数学の公式でもあてはめようとする感覚で悪戦苦闘し、頭を悩ませ、多分これだろうと選ぶ口語訳はいつも間違っていた。同じ日本列島に生を受けたかつての同胞の言葉が正しく理解できないことに疑問をもつことさえなかった。

かつて一世を風靡した歌人の俵万智が若者が使う言葉の乱れについて、「言葉の揺れ」と表現し受け入れようとしていたことに共感を覚えたことは記憶している。しかしである。

その「言葉の揺れ」も百年・千年の時の流れから、水滴が岩の形を緩やかに磨くようなものであってほしいと思うのは身勝手な思い違いなのか。最近の若者が躊躇なく発する言葉の「ヤバイ」の変容ぶりが衝撃的ではないか。

食事の味を聞かれて「これヤバイ」は当たり前。30年前なら「食えたもんじゃない!!!」が共通理解だろうが、今や「賛辞」と化している。「ヤバイ」と言われて「ありがとうございます」と答える若い料理人に「そうなのか、、、」となる。

それならば兜町で若手証券マンが「この会社はヤバイ。」と言い放ったらどうだろう。その言葉を聞いて私の世代なら売りを考え、若い世代なら全力買いで応えるのか。私の世代なら「ヤバイ時代になったもんだ。」でオチとなるのだが。
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